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組合50周年を記念して、組合員3人による鼎談を実施しました。業界と組合の未来について、日頃思っていること、組合で何ができるか?など、フリートークで語っていただきました。

長谷川:こうして鼎談をする機会は貴重ですので、せっかくですから皆さんが飲食業に就いた時のお話を聞かせていただきましょうか。まずは私からですが、初めての飲食業はバーでした。理由は、バーテンダーがかっこよかったから。これは書かないで欲しいけどね(笑)、やっぱりモテたかったからかな。

新濱:絶対にみんなモテたいが原点だったと思います(笑)。私がこの業界に入ったのは、学生時代の居酒屋のバイトがきっかけでした。東京でバブル期だったこともあり、毎日バイト先で芸能人に会っていた華やかな時代でした。大学を卒業し、そのままバイト先で社員になり、名古屋店を出店するということで、全く縁のなかった名古屋に来ました。名古屋の水が合いまして(笑)、飲食店として独立したわけです。

伊藤:私の場合は、父が料理人で、私が生後6ヶ月の頃に母が喫茶店を始めました。学校を出てからは商社にお勤めして、結婚で仕事を辞め、親のお店を継ぐと決心したのは10年前でした。まだまだひよっ子です。

長谷川:ここにいる3人は皆、自ら愛知県料理生活衛生同業組合に入会したんですよね?私は食味研修会に誘われて、国金で融資を受けられるとか色々メリットを聞いて入ることにしたんですけど。

伊藤:私も食味研修会に誘われたのがきっかけでした。美味しいものがお値打ちに食べられるよと言われたのですが、ちょうどその頃、お店の方向性が見えなくなって悩みを抱えていた時期だったので、同業の方たちと知り合える機会だと思い、自然に入会を決めていました。小さなお店では入れないかと思いましたが、あたたかく迎えてもらえて感謝しています。

新濱:私が入会したきっかけは、当社が割烹店を始めて出店しようと思っていた時期で、居酒屋から日本料理へとステップアップを考えていた時でした。業界で認知されたかったという思いがありましたし、なにより名古屋の飲食業の歴史を作ってきた人たちと話ができる、仲間に入れてもらえるということがとてもありがたかったですね。今では食味研修会の後の二次会や三次会でうちのお店にも来ていただけるような関係になり、老舗料亭とのお付き合いもできるようになりましたし。

長谷川:私もとある老舗料亭のご主人からは色々なことを教えてもらいました。本当に食を大切にしている人とは、わかりあえるものだと実感しました。

伊藤:入会してまだ数年しか経っていませんが、関係がとても密ですよね。私もかわいがっていただいて、中には父のように話を聞いてくださる方も!この先輩たちについていきたい!と思っています。入会するまでは飲食店との横のつながりがほとんどなかったので、ありがたい存在です。

長谷川:野菜の生産農家さんを組合に紹介したこともありました。飲食業に関係していれば誰でも入会できますから、生産者が参加するようになったことは喜ばしいことだと思います。意外と真面目に紹介し合う(笑)良い関係だと思いますよ。

伊藤:食味研修会はお昼に開催ですが、終わってから「二次会いくよ!」と言われて「こんなお昼から二次会なんてやっているところあるんですか?」と聞いたら「やらせてるんだよ」とニッコリ笑ったおじさまがいましたわ(笑)。いつも元気をいっぱいもらっています。

新濱:先日オーナーシェフが1人でやっているお店に食事に行きましたが、たまたまクレジットカードのことで困っておられました。個人店はそのような情報を収集したり調べたりする時間的余裕がありませんから、組合に入るといいのになと思いましたね。

伊藤:私も個人店に近い立場ですからよくわかります。人材のこと、調理のことなど、勉強会を開いていけるといいなと思います。それと女性がまだまだ少ないので、ぜひ女性経営者の方に積極的に入会していただきたいですね。

長谷川:勉強会、いいですね。飲食業で宣伝費をかけているお店は少ないですが本来は売上の一部は広告宣伝費に回すべきなんです。そんな勉強も一緒にできるといいなと思います。こうした活動を通じて、ネットに振り回されることが多い飲食業界の底上げをしていきたいと思っています。

新濱:今は海外からのお客様はもちろん、外資の出店も増えていく時代。もっと勉強に力を入れるべきですね。東海地方には、良い食材がたくさんありますし、醸造品も多い、酒蔵だってある。地元を大切にしながら、組合みんなで世界に発信していきたいと思います。

長谷川:そうですね。決して高級店や老舗だけの組合ではないということは理解してもらいたい。そしてまだまだ飲食業の地位は決して高いとは言えません。働く人が誇りを持って仕事するために、もっと地位向上を謳っていきたいです。そのためには、衛生や防災の教育など基礎的な部分から組合をあげて学んでいきたい。個人店や一企業では追いつかない部分を組合で補えるようにしていきたいですね。今日は本音で良い話ができたように思います。ありがとうございました。

今回の鼎談メンバー

伊藤嘉美さん
花ごころ緑苑
名古屋市緑区の住宅街にある日本料理の「花ごころ緑苑」を経営する。会席料理、仏事・慶事の料理、仕出し料理など、地域に密着したおもてなしで知られる。

新濱宏之さん
(有)リベルテ
「炭焼割烹わらじん」、「本格串焼とへぎそば 濱匠」、「Wine Bistro Hamasho」などを運営する濱匠グループの代表取締役。

長谷川研二さん
(株)イー・フィールド
居酒屋「我楽多文庫」、とり料理専門店「互坐」、ウェディングレストラン「イーオリエンタルバンケット」などを展開する(株)イー・フィールドの代表取締役。

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